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Jan 15, 2014

6景 馬喰町初音の馬場 View 6 Hatuneno Baba in Bakuro-cho town

私の好きな1枚です。
空の色に透明感があって、手前に干した反物もなんだかゆったりしています。
春の作品ですが、ゆったり垂れる柳の枝には緑の新芽がぽつぽつ出たばかり。

This is one of my favorites.
I like its sky, that looks almost translucent.
Fabrics in the front are swinging lightly.
It seems very peaceful.
It's an early spring.
Willow branches, drooping gently, are lined with tiny green buds.

ここは浅草橋近く馬喰町の初音の馬場。

This is Hatuneno Baba in Bakuro-cho town, near Asakusa Bridge.


初音の馬場は江戸で最も古い馬場で、関ヶ原の戦いの際には家康がここで馬揃えを行ったとか。

Hatsuneno Baba was the oldest Baba (horseback-riding ground) in Edo, where Tokugawa Ieyasu held Umazoroe Ceremony (horse marching ceremony) before the decisive battle of Sekigahara in 1600.

でも広重の時代、ここは馬場とは名ばかりの広場。
脇には火の見櫓も建てられていました。
子供や犬の格好の遊び場となっていたようです。

But in Hiroshige's time, it was no longer a riding ground.
It was just an open space in a crowded town, where children and dogs could play.
They even built a fire-watch tower.


下の絵は別の角度から馬場とその一帯を描いたもの。

The picture below shows the entire Baba and the towns around it. (seen from the opposite direction) 


にぎやかな街中でちょっとほっとできる場所だったんでしょうね。
赤矢印で示したのが染物屋さん。
前の通りにも反物が干してありますよね。
森川和夫氏によれば、広重の絵は多分そこから描かれたんじゃないかということです。
私もそう思います。

We can tell it was a peaceful oasis in the very busy neighborhood.
The red arrow points to a dyer's shop.
Can you see they are drying their fabrics on the street?
According to Kazuo Morikawa, that's where Hiroshige was standing, and I agree with him.

さあ馬喰町へ行ってみましょう。

Now, let's go to Bakuro-cho town.

まずはJR総武線の浅草橋駅で降りて。

I started off from JR Asakusabashi Station.

浅草見附跡の碑が立っていました。
Asakusa Gate, one of the gates that guarded Edo, used to be here.

浅草橋 Asakusabashi Bridge


神田川にはたくさん船が停まっていました。
Kanda River with lots of boats moored

初音の馬場の名は近くにあった初音森神社からつけられました。

The name Hatsuneno Baba comes from the nearby Hatsunenomori Shrine.

初音森神社 Hatsunenomori Shrine

背の高いビルの下にあります。 It's under this tall building
.
ちょっと窮屈そう It looks a bit cramped.



ところで、馬喰町は日本有数の衣類の問屋街です。

Today, Bakuro-cho is one of the largest fashion wholesale districts in Japan.
小さなお店がぎっしり並んだ通り lots of small stores, and

こちらはエトワール海渡のビル群
ファッションから雑貨までお店づくりをサポートする総合卸だそうです。

many big buildings of ETOILE Kaito 
(According to their website, they are the large membership cash and carry wholesaler.) 

馬喰町は今でもやっぱりにぎやかな町でした。
というわけで、昔と今を比較してみましょう。

So, Bakuro-cho town was still a very busy town.
Let's compare then and now.



空は青くてきれいでしたが、他には昔を彷彿とさせるものは何もありませんでした。

The sky was beautiful, but there was nothing that reminds us of the old days.


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8 comments:

Minoru Saito said...

こんばんは。のどかで良い景色です。この界隈は仕事で何度も行きましたが、昔の面影は無いですね。初音神社を初めて知りました。ありがとうございます。
 馬喰町は「博労」が居たのでこのような名前になった様ですね。

Merry Witch said...

Minoruさま

ごめんなさい!初音神社でなくて、初音森神社でした!!(早速本文訂正しました。)Minoruさまのおかげで気づくことができました。ありがとうございました。

「博労」の文字がどうして「馬喰」になったんでしょうね?これも江戸っ子のしゃれでしょうか?不思議です。(^^)

キャラメル said...

反物の干してある風景は懐かしいです。私の田舎では染物屋のことを「紺屋」とよんでいました。反物の両端を竹の細い(編み物棒のような)ものでさし、まるで魚の骨のよう。風に吹かれユラユラとゆれ、時には色を染めたりよく見ていました。最近は見かけることはありませんが、着物を扱っているところではやっているのでしょうか?私自身着物には縁遠くなっています。 

Merry Witch said...

キャラメルさま
まあ、反物を干していたのを実際にご覧になっていたなんて!わたしにはそんな記憶がなくて、残念です。

この絵の反物もなんとなくユラユラ揺れているようで、のどかな感じがして好きなんです。

ついこの間までこんな風景が見られていたんですね~。

story tell said...

Merry Witch 様

馬場とその一帯を描いた絵(真ん中に火の見櫓がある)を見ていて、昨今の様に毎週、そこに雪が積もる時も当時あったのでしょうかね。
その時は、へらで雪寄せとかしたのでしょうね。何を履いたのですかね。わらじだと出歩くのは、ちょっと無理のような気がします。
当時防寒長靴等あったんですかね(ないでしょうね).
でも電車止まったり、車の渋滞、事故とかないから平和だったのかも.

でも馬は大変ですね。偉い人は馬に乗って行き来したのでしょうかね。
一般庶民は家の中でじっとしていたとか。絵を見ていて雪と重ね合わせると、いろいろ想像されます。

Merry Witch said...

story tellさま

本当にすごい雪でしたね。私も昨日は家の前の雪かきですごく大変でした。おかげで今日は背中の筋肉痛です。

江戸時代にはこの馬場(広場)にも雪が降り積もったことでしょうね。雪かきしたかな?わらの長靴とか履いたかな?

でも雪かきするとあったまりますよ。昨日はジャケットの中が汗ばむくらいでした。江戸時代の人たちもあったまったんじゃないでしょうかね?(^^)

cosmos said...

すっかりご無沙汰しています。
東京もよく降ったようですね。奈良市内も雪が積もるのは18年ぶりとかで、友人の何人かはシャッターチャンス到来とばかり、雪の中をがんばったようです。そのおかげで、ブログ訪問ですばらしい古都の雪風景を鑑賞できています。

でもやはり早く春が来てほしいですね。こんなに寒くても、柳の新芽が膨らんでいるように、梅はもちろん近所のモクレンや桜の花芽もしっかり春の準備をしているのが感じられます。

初音森神社、そんな場所で存続しているのですね。ビルと共存共栄のような^^

Merry Witch said...

cosmosさま

古都の雪景色それはすてきでしょうね!すばらしい写真が撮れたことでしょう。歴史ある街にお住まいの方がうらやましいです。

でもこちらも真っ白な雪におおわれてきれいでしたよ。ここは北国か、というくらい雪だらけになってびっくりしました。でもそうなると雪を置いておく場所がなくて大変。嬉しいような困ったような大雪でした。

江戸歩きをする前は気が付かなかったのですが、都内には寺社がビルを建てて共存共栄(?)している例がけっこうあるようです。苦肉の策ですね。

本当に春が待ち遠しい。どうぞお元気にお過ごしください。